弁護士事務所のサイトの問題
最終更新日: 2016年5月31日 – 1:18 PM
Themis開発をしております、株式会社システムキューブの田原です。
弁護士事務所も自身の事務所のサイトに力を入れているところも多くあり、さらにはインターネット広告にも熱心なところもあります。
ネット広告が当たり、毎月の依頼がコンスタントに来てうれしい悲鳴を上げている弁護士もいますが、それゆえに悩みを抱えている弁護士事務所もあります。
1つに、相談者の質が玉石混交過ぎると言うものです。
気軽に問い合わせできるように、無料電話やメールでの無料相談を設けている弁護士事務所などは、「友達が貸した1万円を返してくれない」「父親の遺産が100万円あるが、遺族の4人が取り分でのもめている」など、弁護士が介入するまでもない、弁護士が取り扱ったら依頼者が報酬で大きく赤字になるような内容の相談も寄せられるため、そういった依頼に結び付かない質問や相談のために時間を割かなければいけなくなります。
2つ目が全国から依頼が来る点です。
一見すると全国から依頼が来るのですから良いと思われますが、面談が必須の案件であると依頼者と会うだけでも時間がかかります。
全国ネットでしているような大手の弁護士事務所ならばそれが強みとなるのでしょうが、地方でしかも個人でしている弁護士事務所ならば、どんなに良い案件であっても泣く泣くあきらめなければいけません。
3つ目がサイトの維持管理です。
サイトもある意味生き物ですので、SEO対策をしたり、定期的にサイトを更新しなければ、同じような活動をしている弁護士事務所のサイトの中にあっという間に埋もれてしまい、依頼が激減しかねないからです。
そのため、弁護士事務所の中にはサイトの作成管理を外注するところや、少し規模の大きい弁護士事務所ならばサイトの管理者を自社で雇うところもあります。