新しい形?個人弁護士事務所の連携
最終更新日: 2016年5月31日 – 1:19 PM
いつもお世話になっております、法律事務所向けシステムThemis開発の田原です。
弁護士事務所と言うと、「場合によっては他の弁護士事務所と顧客の取り合いになるので、仲のいい弁護士事務所は少ないのではないかな?」と言うイメージがあります。
もちろん、弁護士事務所も慈善事業で経営しているわけではないので、場合によっては他の弁護士事務所がライバルとなる事もあるでしょう。
とりわけ同じ地域で同じような案件を取り扱っている弁護士事務所ならば、競合するためライバル関係に陥りやすいと言えます。
ですが反対に、同じ地域でなかったら、同じ分野でなかったら、競合することはないので共存ができる可能性があります。
そのため、インターネットで集客をしている地方の弁護士事務所などは、同じ分野で活躍している弁護士同士で連携をとっている例があります。
もし福岡の個人弁護士事務所に岩手に住んでいる依頼者から報酬や内容が良い依頼があっても受任することは難しいですが、仮に仙台の個人弁護士事務所と連携していれば、そちらに紹介をすることができます。
逆に他の個人弁護士事務所から紹介を受けられる可能性もあるため、利点があることになります。
よさそうに思える個人弁護士事務所の連携ですが、運営に当たり問題がないわけではありません。
・地域が被らないように連携する。
・紹介数の多い少ないに対しての不満を抱かないようにする。
・法律上紹介料をとることができないので紹介した側の利点が少ない。
・紹介料が取れないのでこういったサイトのビジネスモデルが作りづらく、連携の音頭をとった弁護士事務所が無償で運営したり、システム運営費と言う形で定額の料金制にするなどの工夫が必要になる。
と言ったようなハードルがあるため、成功するのは難しいかもしれません。