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弁護士事務所はリピーターで成り立っている?

Themis開発をしております、株式会社システムキューブの田原です。

一般の人が弁護士と関わり合いになるのは、離婚や相続で問題が発生したり、交通事故などの示談交渉がうまくいかなかったりした場合で、一生のうちに一度あるかないかと言ったぐらいと思っている方が多くいます。

実際、個人の資産家や企業などと顧問契約をしている場合を除いては、ひとりの人が一年間に二度三度と弁護士に依頼することは少ないと言えます。

しかし、地元で長く活動している弁護士事務所では、「リピーターが多く、新聞やインターネットでの広告をしなくても依頼が来る。」と言うところもあります。

矛盾するように思えますが、一度弁護士事務所に依頼をしたことがある人は、弁護士に依頼することに対する心理的な障害が低くなっているため、「困ったことがあるけど、弁護士に頼もうかな?」と考えた時に、依頼をしたことがない人よりも相談をする確率が高くなるからです。

つまり、「前に交通事故の示談でお世話になった弁護士事務所に、親父の相続問題の相談をしよう。」「離婚の時に依頼した弁護士に、借金の債務整理をお願いしようか…。」と、以前に依頼した問題とは異なる問題で、数年の期間が開いてリピーターとなる事が多いのです。

それに加えて、家族や親類・知人などから法律関係の問題を相談された時に、「前に自分がお世話になった弁護士だけど、よかったら教えるよ。」と紹介をしてくれるため、自然と口コミが広がると言ったことがあるのです。

人は見ず知らずの弁護士事務所に行くよりも、知人が知っていて、しかも評判がよい弁護士事務所に行きたいと思うのは自然な考えですので、長く優良な経営方針をしている弁護士事務所ほど、リピーターや口コミの顧客が増えることになります。

もちろん新規の顧客が増えることは喜ばしいことですが、長く地元で活動をしようと考えるのならば、「リピーターになるかも?」と考えながら、依頼主と接する方が良いかもしれません。

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