収入が同じでも利益アップ?!
法律事務所様向けシステムThemis開発の田原と申します。
弁護士事務所といえども経営をしている「会社」なので、「利益を上げたい!」と考えている弁護士の方は多いと思います。
一口に利益を上げたいといっても、さまざまな方法があります。
一番わかりやすいのは、「弁護士報酬の収入を増やし、経費を削減する」、つまり入るものを増やして出ていく分を減らせば、今よりも利益が上がります。
でも、経費の削減と言うのはなかなか難しく、事務所の賃貸料や事務機器のリース代・事務員への給料などは毎月固定で出て行きますので、これらを削ることはできないと思います。
家賃が20万円くらいで事務員を一人雇っているような弁護士事務所ならば、諸々の経費を含めると毎月50~70万円くらいは必要になります。
特に弁護士と言う職業柄、法律関係書籍などの図書費や、営業も兼ねた商工会などの会合費用、接見や打ち合わせのための交通費などがかかりますが、割引がない上にケチるわけにもいかないのでどうしてもそのまま支払うしかありません。
では、収入を増やすにはどうすればよいのかと言うと、
1.弁護士報酬額を上げる
2.依頼数を増やす
3.事務作業を簡略化して効率を上げる
が考えられます。
1と2に関しては収入に直結しているため、日ごろからいろいろと模索されている弁護士事務所も多いですが、3に関してはなおざりにされていることがほとんどです。
今かかっている事務作業量が10として、システムの導入や手順の変更などで7にまで減らすことができれば、忙しくて3件しか受けられなかったものが追加して1件受ける余裕ができます。
もし、事務員が残業してまで書類を作成していたのならば、残業費の削減と言う形ですぐに効果が現れると思います。
システムの導入や手順の変更などは、一見すると費用がかかったり手順を覚えるまでの時間がかかったりすると敬遠する弁護士事務所もあるかもしれませんが、依頼数に左右されず利益を上げるのに貢献してくれるため、一考の価値があります。