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弁護士事務所は郵便局に近い方がいい?

弁護士事務所を開業する際に、「立地もいいし、家賃も予算の範囲内。裁判所にもほどほど近いし良いところを借りられた」と喜んでいたけれども、実際に弁護士事務所を開業してから「しまった!」と言うことは多々あると思います。

特に弁護士事務所で多いのが、「郵便局」の問題です。

インターネットの普及でメールでのやり取りが増えましたが、やはり郵送による書類のウェイトが大きく、速達はともかく、書留や内容証明郵便などでは郵便局の窓口に行く必要があります。

事務所から徒歩の範囲で行けるのならばよいですが、地方になると郵便局へも自動車で行かないといけないというところもあり、事務員が郵便局に行くとはいえ事務所を空にするのは抵抗があると言われる方がほとんどです。

そのため、後になってから「郵便局に行くタイミングが難しい」「夜遅くまで開いている本局は自動車でも30分もかかるし、時間外手当を払って事務員に行ってもらうのも気が引ける」「郵便局の窓口がいつも混んでいて、時間がかなりかかる」と、意外と困られる方が多いです。

中には「ポスト自体が近くになくて、普通郵便ですら出しに行くのが大変」と言う地域の弁護士事務所もあります。

意外と知られていないのですが、ハガキなどの普通郵便(速達含む)で料金分の切手が貼ってあれば、郵便配達員に手渡しして発送を頼むことができます。

あと、弁護士事務所では出すことの多い内容証明郵便も、郵便局の「e内容証明」を利用すれば、弁護士事務所にいながらにして内容証明郵便を作成することができ、作成した内容証明は郵便局が発送をしてくれます。

料金もカード決済か料金後納であるため、郵便局に行く必要は一切なく、同じ内容の物を複数人に送ると言った事にも対応していますので、弁護士事務所にはもってこいとも言えます。

しかし、本人限定受取や特定記録などの特殊な郵便物は、郵便局の窓口に行かなければいけないため、やはり郵便局が近くにある方が便利であると言えるでしょう。

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