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弁護士事務所の不動産物件探し

弁護士事務所を新規に開所したり、移転したりする際に、事務所探しは重要なポイントになります。

地域性や取り扱っている案件の種類によって希望の立地が変わるとは思いますが、多くの弁護士事務所は地方裁判所の近くか、県庁所在地の乗降客の多い駅前や、ビジネス街といった繁華街を希望されます。

訴訟関係を多く取り扱っている弁護士事務所は裁判所に近ければ便利ですし、借金問題や離婚問題などを取り扱っており広く集客したい弁護士事務所は、人が集まる場所に開所するのは理にかなっています。

「裁判所に近い便利な所や人が集まるような繁華街は、家賃も高いし、何より賃貸不動産物件がないんじゃないか?」と、思われる方もいるかもしれません。

しかし、弁護士事務所として不動産物件を探す際は、意外と見つかりやすかったりします。

理由はいくつかあるのですが、まず一つに広さがあまり必要がない点です。

弁護士と事務員が一人ずつの弁護士事務所の規模ならば、8畳ほどの広さがあれば机二つに応接セットを置くことができるので、広さが問題で不動産物件が見つからないと言う事は稀です。

もう一つが、階数を気にする必要がない点です。

飲食店や物販であれば1階が有利であるため、どうしても不動産物件が少ない上に家賃も高めになります。

ですが、弁護士事務所は飛び込み客よりも、事前に電話などで相談の上来る予約客が大半であるため、上層階であっても問題がないので、家賃が安く広めの物件を見つけることも出来ます。

一番の利点は、弁護士という看板です。

貸す側からすれば弁護士はいい客筋ですので、「弁護士だからイヤ」と断るオーナーはほとんどおらず、逆に「ぜひ入居して欲しい」というオーナーもいるほどです。

そのため、敷金や家賃の交渉が出来る場合もあり、他の業種に比べて弁護士はかなり有利と言えるでしょう。

新設や移転には費用が掛かるため、頻繁にできるものではありませんが、家賃は継続的な経費となるため、見直してみるのも良いかもしれません。

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